音楽現代2021年6月号に掲載のインタビュー記事をちょい見せします。続きは本誌にてお読みください。
吉野直子(ハーピスト)
CD自主レーベル
「grazioso(グラツィオーソ)」から
「ハープ・リサイタル6」を
リリース
「意外なハープの一面、こんなことがハープにできるのかと知ってほしい」
訊き手・写真=宮沢昭男
自主レーベル「grazioso」(グラツィオーソ)から6枚目のCDをリリースしたハープ奏者の吉野直子さんにお話を伺った。
吉野「ハープって不思議な楽器です。ハープを知らない人はまずいないでしょうし、音のイメージもすぐできると思います。ところが、ハープで有名なオリジナル曲となると、クラシック・ファンの方でも、なかなか思い浮かばない。ハープには、そうしたギャップがあります。」
─ 略 ─
吉野「今回のアルバムは、いわゆるハープっぽい音だけでなく、意外なハープの一面、こんなことがハープにできるのか、こんな世界があるのか、と思っていただけたら幸いです。」
(続きはぜひ本誌にてお読みください。)
■CD情報
ハープ:吉野直子
トゥルニエ/ハープのためのソナチネOp.30 ルニエ/交響的小品 (3つのエピソードによる) カプレ/2つのディヴェルティスマン [嬉遊曲] カゼッラ/ハープのためのソナタ Op.68 サルツェード/バラード Op.28 フォーレ /即興曲 Op.86 [20]GRAZIOSO GNY-706 オープン価格
小林晴美(ソプラノ歌手)
歌と踊りによる舞台を展開
「第二次世界大戦を引き起こしたドイツの間で 制限や制約があった時代と、今現在のコロナ禍の 状況をオーバーラップさせ、歌い踊ります。」
訊き手=編集部
──プログラムは今回もかなりユニークですが、選曲の主旨を教えていただけますか。
小林 「20世紀前半のヨーロッパでは、特に第一次世界大戦のきっかけを作ったハプスブルク帝国と第二次世界大戦を引き起こしたドイツの間で制限や制約がありました。自由にオペラやオーケストラの公演は出来ず作曲活動においても不自由な状況でした。今回はその時代と今現在のコロナ禍の状況をオーバーラップさせ、前半は20世紀前半に活動した作曲家達の作品を当時流行した衣裳を模倣しそれを着用して歌います。」(続きはぜひ本誌にてお読みください。)
■演奏会情報
小林晴美エンターテイメント 歌のエアポートに立ち
〜歌は終わった
20世紀の歌と最後のオペレッタ
♪6月4日、15時30分、19時、Hakuju Hall
♪出演:小林晴美(S)、森下幸路(vn)、山田武彦(P)
企画・構成:黒田晋也 演出・振付:川西清彦
照明:矢口雅敏 音楽スタッフ:西義一・山中聡子
♪演奏予定曲:ツェムリンスキー/トスカーナ民謡によるワルツ歌曲集 全曲、マルクス/五月の花、夜の祈り、トイフル/この世が花束だとしたら、ハルデック/ワルツのメロディーはウィーンからのあいさつ、ドスタル/「ハンガリーの結婚式」より“真実の歌を奏でておくれ”、クライスラー/Midnight Bells(ヴァイオリン・ソロ)、他
♪ソレイユ音楽事務所:TEL 03-3863-5552
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佐藤俊太郎・神谷美千子 (アンサンブル・アール・ヴィヴァン音楽監督)
アンサンブル・アール・ヴィヴァンを発足
「コロナ禍が明けても活動をずっと続け、 『コロナの時に作ったアンサンブル』と 言われたい」
訊き手=編集部
指揮者の佐藤俊太郎とヴァイオリニストの神谷美千子が音楽監督を務める「アンサンブル・アール・ヴィヴァン」が結成された。4月4日、東京オペラシティ リサイタルホールでの記念すべき第1回コンサートを終え、アンサンブルのこと、今後のことなどお話を伺った。
──なぜ今このような弦楽アンサンブルを結成しようと思われたのですか?
神谷 結成を決めたのは昨年10月で、コロナの影響を受け、演奏会やオーディション、コンクールなどの機会が少なくなっている、或いは無くなってしまっている若手音楽家たちのために、何か少しでも役に立ちたいという切実な思いから始めました。
佐藤 演奏会で様々な制約が生まれたときに対応できるという、少人数だからこそのメリットもありました。ディスタンスの問題や、全員弦楽器なのでマスクもできます。 (略)また、若手の中に、ベテランの神谷美千子(ヴァイオリン)、佐々木亮(ヴィオラ)の2人の演奏が加わることによって教育的な意味もあります。
(続きはぜひ本誌にてお読みください。)
■演奏会情報
アンサンブル・アール・ヴィヴァン 第2回公演
♪10月15日、三鷹芸術文化センター風のホール
♪曲目 グリーグ/ホルベルク組曲 、エルガー/序奏とアレグロ(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)[弦楽四重奏:レグルス・クァルテット]、ベートーヴェン=C.デイヴィス編/ 弦楽四重奏曲嬰ハ短調Op131
♪問合せは公式HPへ:Ensemble Art Vivant
プレビュー・インタビュー
ピアノデュオ・ドゥオール (藤井隆史&白水芳枝)
CD「Duo Energy」発売記念リサイタル
Duo Energy 2021
訊き手=編集部
藤井 「いつもはオリジナルで弾く事が多いのですが、今回「マ・メール・ロワ」のバレエ版のピアノソロパートは、私達のイメージする世界に近づけるために連弾用にアレンジしました。朗読は、自分達の呼吸と練習のペースで出来るという意味で、今回(自分たちで)演奏(朗読)致します。」(続きはぜひ本誌にてお読みください。)
♪6/15・マチネ=14時、ソワレ=19時、東京文化会館小ホール
♪曲目:マチネ「Duo Energy I」ラフマニノフ/交響的舞曲より第1楽章**、組曲第2番より第3曲「ロマンス」**、ボロディン=ポープ/だったん人の踊り**、サン=サーンス=ガーバン/動物の謝肉祭*、ソワレ「Duo Energy II」ラヴェル=シム:亡き王女のためのパヴァーヌ**、ラヴェル=ガーバン=シャルロ/バレエ音楽「マ・メール・ロワ」全曲 (ドゥオールアレンジによる連弾版)*、バーンスタイン=マスト/シンフォニック・ダンス**、ドビュッシー=デュティーユ:月の光**( * 連弾、** 2台ピアノ)
♪ミリオンコンサート協会(TEL 03─3501─5638)
植村理葉(ヴァイオリニスト)ヴァイオリン・リサイタル
─Sehnsucht─ ただ 憧れを知る者のみ
訊き手=編集部
植村「副題は、今回取り上げたシューベルトにちなんで、彼の作曲した歌曲、ミニョンの歌 “ただ憧れを知る者のみが” から、きています。この時代の、人々の “憧れ” が、今回の曲目の背景にあります。」(続きはぜひ本誌にてお読みください。)
♪6/18・19時、東京文化会館小ホール
♪曲目=ベートーヴェン/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第10番ト長調Op.96、シューベルト/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・イ長調D574 Op.162、ヘンツェ/ヴァイオリンとピアノのための5つの夜曲、シューマン/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番イ短調WoO27
♪ミリオンコンサート協会(TEL 03─3501─5638)
蓼沼明美と仲間たち
新シリーズ始動!~室内楽シリーズVol.1~を開催
訊き手=編集部
蓼沼「シューベルト/ピアノ三重奏曲第2番は、亡くなる前年に作曲されたにもかかわらず、作曲家の強い意志を感じる壮大な作品です。揺れ動く心の明暗も自由に表現したシューベルトの変幻自在な世界を味わっていただければと思います。」(続きはぜひ本誌にてお読みください。)
♪6/27・14時、ハクジュホール
♪共演:沼田園子(vn)、藤村俊介(vc)
♪曲目:モーツァルト/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ・ホ短調K304(300c)、ブラームス/ピアノとチェロのためのソナタ第2番ヘ長調 作品99、シューベルト/ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調D929作品100
♪(株)コンセール・プルミエ(TEL 042―662―6203)
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