音楽現代2024年1月号掲載の会見語録&インタビュー
音楽現代2024年1月号に掲載のインタビュー記事をちょい見せします。
続きは本誌にてどうぞ♪
〈会見語録〉
●キリル・ペトレンコ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者)
「一方的ではなく、楽員が納得した上で演奏に臨む、一緒に作る。
最終的に一つの道のりを全員が同じ気持ちで歩む。それが大切。」
文=宮沢昭男
指揮者キリル・ペトレンコは、ベルリン・フィルとのコンビでは初来日である。それに先立ち、記者会見が行われた。会見では、池田卓夫氏(音楽ジャーナリスト)が代表質問した。
〈ベルリン・フィルの現状について〉
キリル・ペトレンコ「リハーサルでは、楽員とコンセンサス作りに力を注ぎます。もちろん私にアイデアがたくさんあり、なるべく全てを楽員に伝えるよう努めます。しかし、大事なのは、受け止める側の楽員一人一人が納得すること。音楽作りにはいろいろな可能性があり、私の伝えたいことが説得力あるものとして受け入れられるのが大事です。妥協も含まれるかもしれません。フレージング、テンポなど、私の希望を一方的に伝えるのではなく、楽員が納得した上で演奏に臨む、一緒に作る。それが…」(続きは本誌でどうぞ)
〈インタビュー〉
●ジョナタン・フルネル(ピアニスト)
「いったん曲をおいて3、4ヶ月後に曲に戻ると
新鮮に感じられ、もっと深く曲を知りたいという気持ちに…」
訊き手:久保 歩
2021年のエリザベート王妃国際音楽コンクールの優勝者ジョナタン・フルネルが2024年1月に大阪、東京、川崎の3箇所でリサイタルを行なう。
ジョナタン・フルネル「アルザスとロレーヌ地方は、過去の歴史の中で常にフランスとドイツによって争われ、最近では普仏戦争後の1871年から第一次世界大戦後までドイツ領でした。ですから2つの地方はドイツから強い影響を受けており、フランスでありながらドイツ語に近い方言も依然として残っています。町や村の名前には、ドイツ語に近いものもあります。私はパリに住んだこともあり、ドビュッシー、ラヴェルといったフランス音楽ももちろん過去に勉強しましたが、弾いていてしっくりする作曲家ではありませんでした。ドイツの影響の強い…」(続きは本誌でどうぞ)
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