音楽現代12月号インタビュー記事(ちょい見せ)

〈インタビュー〉

現代にあるべきバッハの姿をモダン・フルートとチェンバロで
有田正広(フルーティスト)& 曽根麻矢子(チェンバリスト)
「レコーディングではありましたが、ライヴの感覚でした」
訊きて=横谷貴一

フルートの名手・有田正広が、人気も高い名チェンバリストの曽根麻矢子との共演で、J・S・バッハのソナタをリリースした。有田はモダン・フルートを使用。そして録音では曽根とは初共演だという。お2人にお話を伺った。

有田「今回の録音の3ヵ月前に、偶然に新しいフルートに巡り逢いまして、こんなに美しい表現ができるのだったらどうしてもこの楽器を使って演奏したい、という気持ちが強くなっていきました。」

 

─今回使われたチェンバロは曽根さんご自身の楽器だそうですね。

曽根「(チェンバロの製作家の方が)私の欲しい音を探してくださり、18世紀のパリの製作家の何種類かの作品を基に、更に自分の経験を生かした技術を使って作ってくださいました。この楽器でのレコーディングは今回が初めてです。」

 

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ベートーヴェンをテーマに2020年音楽現代の表紙のフラワーデザインを担当
松谷みどり(日比谷花壇フラワーデザイナー)
「ベートーヴェンの曲、人生観、そこに季節感を取り入れたいとアプローチしてきました。」
訊きて=編集部

今年の年間を通しての表紙のテーマは生誕250年を記念しての「ベートーヴェン」。2020年表紙のデザイン制作をしてくださった松谷さんにお話を伺った。

松谷「今まではベートーヴェンの曲を聴いていると、「すごくちゃんとした人」というイメージを持っていたのですが、人柄や人物像を知っていくと、ベートーヴェンも人間だったのだなぁとか、ダメなところもあって面白いなぁとか、親近感を覚えました。でもやっぱりすごい! と思ったところは精神力! どう考えても普通だったら、くじけて立ち上がれないだろうという境遇でありながら、ずっとずっと前に進み続けている心の強さには強く惹かれました。」

 

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〈プレビュー・インタビュー〉

49回目になる J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲
小林道夫
(チェンバリスト)
訊きて=横谷貴一

小林「ゴルトベルク変奏曲は、2段鍵盤を持った楽器のための曲であるということが初版の表紙に書いてあります。そして1段の鍵盤で弾けとか、2段の鍵盤で弾けとかいう指示がそれぞれの変奏曲の前に書いてあります。でもそれで全て決まっているわけではありません。どういう風に鍵盤を使って弾け、という指示は楽譜には一切ありません。例えば1弾鍵盤と書いてあれば、上で弾くか下で弾くか、下の鍵盤だけ使うにしてもいろんな音を作ることができるわけです。ですから演奏者によって違う演奏になる可能性がとても大きい、という面白さがあります。」…

♪12/20・14時、東京文化会館小ホール
♪お問合せ=ミリオンコンサート協会

 

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ベートーヴェン生誕250年に三大ソナタを
クリスマスご招待コンサート
玉井美子(ピアニスト)
訊きて=横谷貴一

玉井「今年はベートーヴェン生誕250年という記念すべき年なのに、新型コロナウイルス感染症という世界中の人を悩ませる出来事があって、多くの方々の活動が休止に追い込まれました。もしかしたらこのままコンサートができないかも知れないのなら、悔いのないことをしたい、というのがこのプログラムを組んだ理由の一つです。」…

♪12/20・14時30分、府中の森芸術劇場分館 バルトホール
♪お問合せ=ムジカ・クラヴィ 070-6552-3426

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デビュー20周年を迎えて マリンバ・リサイタルを開催
三村奈々恵(マリンバ奏者)
訊きて=編集部

三村「マリンバは、東南アジア→アフリカ→中(南)米→アメリカ合衆国→日本(1950年)と渡ってきた楽器ですが、私はその逆のルートで、中南米まで大変貴重な旅を何度もさせて頂きました。現在演奏しているコンサート・マリンバとは全く違う、素朴な材料で、職人さんの丁寧な手仕事によって作られている中米のマリンバに出逢ったときは感無量の思いでした。」…

♪12/13・15時、トッパンホール
♪お問合せ=1002

 

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