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音楽現代2020年10月号インタビュー記事(ちょい見せ)

♪インタビュー

卒寿記念のヴァイオリン・リサイタルを開く
小林武史
(ヴァイオリニスト)

「團先生の『演奏家は弾いて、弾いて、弾きまくれ!』を胸にこれからも弾き続けたい。」

──今回のリサイタルの選曲は小林さんが多く取り上げてこられた作品ばかりですが、今改めてどのようなお気持ちで演奏されますか?

小林 團伊玖磨先生とは私が十代のときからの長いお付き合いになります。亜熱帯気候を大層気に入られて八丈島に仕事場を持っておられた先生は、「タケちゃん、スマトラ(私の生まれ故郷)を思い出すかい」「覚えていないけど思い出す」こんなとんちんかんな問答があって、先生は私のためにファンタジアを書き始めました。…(続きは本誌でどうぞ)

■公演情報 【卒寿記念】 小林武史ヴァイオリン リサイタル
10月24日(土)14時、王子ホール
♪ピアノ:野平一郎
♪曲目 團 伊玖磨/ファンタジア 第1番
 伊福部 昭/ヴァイオリン・ソナタ
 エネスコ/ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 作品25《ルーマニアの民俗様式で》
♪ミリオンコンサート協会 TEL 03―3501―5638 http://www.millionconcert.co.jp/

 

第5回高松国際ピアノコンクールで審査員長をつとめる
岩崎 淑(ピアニスト)(写真=©Eisuke Miyoshi)

「コンクールは多くのピアニストにとって
生涯忘れられない貴重な時間です。」

2006年に高松市の有志によって創設された「高松国際ピアノコンクール」は、順調に回を重ね、2022年にひとつのメルクマールとなる第5回が開催される。この程参加募集の要項が発表された。

2015年には「国際音楽コンクール世界連盟」への加盟が認められ、国際レベルのピアノコンクールとして評価がますます高まってきている。

第1回以来審査員長の重責を担っているピアニストの岩崎淑さんに高松国際ピアノコンクールの特長やコンクールに参加する意義についてお話をうかがった。

――高松国際ピアノコンクールのこれまでと今後の様子をお話しください。

岩崎 第5回の高松国際ピアノコンクールは2022年3月に始まります。このコンクールの第1回ではウクライナのパヴェル・ギントフ氏、第2回はロシアのアレキサンドル・ヤコブレフ氏、第3回は韓国のムン・ジョンさん、そして第4回は古海行子さんが日本人として初めて優勝しました。…(続きは本誌でどうぞ)

第5回高松国際ピアノコンクール
♪会場:サンポートホール高松大ホール

第1次審査 2022/3/15〜17
第2次審査 3/19〜20
第3次審査 3/22〜23
本選 3/26〜27
結果発表、表彰式 3/27
入賞者演奏会 3/28

高松国際ピアノコンクール

 

「贈られた音楽〜作曲家へ、演奏家へ〜」のタイトルでリサイタルを開催
田隅靖子(ピアニスト)

「作曲家と作曲家の交流、作曲への演奏家の共感を示す曲をリサイタルとしてまとめてみたい。」

──今回のリサイタルのキャッチフレーズはどのような意図でつけられましたか?

田隅 ここ数年、様々なテーマの自主リサイタルを続けるうちに、作曲家と作曲家の交流を示す曲や、作曲家への演奏家の共感を示す曲などの存在があらためて目に留まり、リサイタルとしてまとめたいという思いが募っていました。それを今回「贈られた音楽~作曲家へ、演奏家へ~」というキャッチフレーズにこめて実現することになりました。

近い世代の作曲家:ショパンとシューマン、フランクとサン=サーンス、50年ほどの年齢差の作曲家:G. ミショリとメシアン、ドホナーニとヨハン・シュトラウス2世、150年~200年の差があるM. ヘス及びF. ブリッジとJ. S. バッハ、M. A. アムランとショパンなど、約300年にわたる「贈り、贈られた音楽」が10月30日会場に溢れることになります。…(続きは本誌でどうぞ)

■公演情報
田隅靖子 ピアノ リサイタル 「贈られた音楽〜作曲家へ、演奏家へ〜」
♪10月30日(金)19時、京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ
♪曲目
バッハ/目覚めよ、と呼ぶ声す 変ホ長調(←M.ヘス)
甘き死よ、来たれ ハ短調(←F.ブリッジ)

ショパン/バラード第2番 作品38(→R.シューマン)
ブラームス/主題と変奏(弦楽六重奏の主題による)(→C.シューマン)
フランク/前奏曲、フーガと変奏曲 作品18 (→サン=サーンス)
コダーイ/C.ドビュッシーの主題による瞑想曲 ハ長調
ロッシーニ/オッフェンバッハ風の小カプリス ハ長調
アムラン/小犬のワルツ・二度で(→ショパン)
シュトラウス/親しい仲 「こうもり」より(←ドホナーニ)他
♪エラート音楽事務所 075―751―0617
https://erato.musical.to/wp/

 

♪プレビュー・インタビュー

小山京子(ピアニスト)(写真=©️Akira Muto)
〈ベートーヴェン生誕250周年記念〉
~苦悩を突き抜けて~

小山 …「異なるタイプの3つのベートーヴェンの作品で、私が感じるそれぞれの景色を皆さまには自由に楽しんでいただければ何よりうれしいと思っています。」…

♪10/9・19時、サントリーホール ブルーローズ
♪曲目
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番「月光」作品27-2
幻想曲ト短調作品77
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィア」作品106
ミリオンコンサート協会(03─3501─5638)
→ チケットぴあで小山京子出演のコンサートを探す
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三宅麻美(ピアニスト)
ピアノ・リサイタル・シリーズ 浪漫の花束
~色とりどりの性格的小品とドイツ・リートの世界~
第1回 ベートーヴェン生誕250年

三宅 …「生誕250年の記念すべき節目の年が、前代未聞のコロナ禍により行手を阻まれたこの現実こそ、いくつもの難を乗り越えたベートーヴェンらしいとも言えますよね。」…

♪11/2・19時、王子ホール
♪共演= バリトン:三塚至
♪曲目
ピアノ・ソナタ嬰ハ短調作品27─2《幻想曲風ソナタ》「月光」
幻想曲作品77、6つのバガテル作品126
アデライーデ作品46
《ゲレルトの詩による歌曲》より〝自然における神の栄光〟作品48─4
《ゲーテの詩による3つの歌曲》作品83
連作歌曲《遥かなる恋人に寄せて》作品98
プロ アルテ ムジケ(03─3943─6677)

 

豊田弓乃(ヴァイオリニスト)
豊田耕児、ベートーヴェン、シューベルトでリサイタル

豊田 …「バッハが[天]から降りて来た聖霊なのに対して、ベートーヴェンは人間性の最も美しい形を表している人間の[心]そのものだ、と。これからもベートーヴェンは私の音楽の聖地であり続けると思います。」…

♪10/31・14時、東京文化会館小ホール
♪共演=ピアノ:東誠三
♪曲目
豊田耕児/ヴァイオリンとピアノのためのパンセII
ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
シューベルト/ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D934
ミリオンコンサート協会(03─3501─5638)
→ チケットぴあで豊田弓乃出演のコンサートをさがす
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越智由美子(ピアニスト)(写真=©️Masako Uchida)
ピアノ・リサイタルを開催~トランスクリプション(編曲)の世界~

越智 …「ショパンの24の前奏曲は彼の主要な作品のひとつですが、随所にみられる美しいハーモニーの変化やメロディーの魅力、内面的な深さなどすべてを引き出すには、かなりの集中力が求められます。覚悟して弾きたいと思います。」…

♪10/11・14時、東京オペラシティ リサイタルホール
♪曲目
モーツァルト/ピアノ・ソナタ・ニ長調KV576
J. S. バッハ=ラフマニノフ/無伴奏ヴァイオリン・パルタィータ
第3番ホ長調BWV1006よりプレリュード
クライスラー=ラフマニノフ/愛の悲しみ
ラフマニノフ=コチシュ/ヴォカリーズ
クライスラー=ラフマニノフ/愛の喜び
ショパン/24のプレリュード作品28
オーパス・ワン(03─5577―2072)
→ チケットぴあで越智由美子出演のコンサートを探す
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