音楽現代2023年6月号(vol.53 No.6)
第53巻6号 通巻626号
(令和5年6月1日発行/5月15日発売)
税込定価:880円(本体800円+10%税)
電子書籍 → shinanobook.com
*緊急事態宣言などにより、本誌に記載されている内容と実際のコンサートが異なる場合がございます。最新の情報は、主催者のHPや問合せ先などからご確認をお願いいたします。
●カラー口絵
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ザルツブルク復活祭音楽祭 2023
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小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIX
G. プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」 -
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
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C × Baroque 大塚直哉が誘うバロックの世界 Vol.2
バッハの小宇宙~平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲 -
東京・春・音楽祭 オーケストラの日2023
●アートページ
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東京・春・音楽祭 イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 Vol.3
リッカルド・ムーティ指揮 ヴェルディ「仮面舞踏会」 -
日伊文化交流のかけ橋
F. P. トスティ生誕を祝してトスティに捧げる名曲コンサート 26 -
平松拓馬 ピアノ リサイタル
●特 集〈作曲家ベイシック・シリーズ〉ショパンとピアノの名曲たち
- ピアノ協奏曲
名人芸的な華やかさや独創的な装飾、芳醇な色彩感を携えながら、あくまでもピアノが主役の第2番
- ピアノ・ソナタ
古典のソナタにはない、新しい手法を展開
〈津嶋りえこ〉
- 前奏曲(プレリュード)
24曲からなるop28の曲集は、5度圏の循環配列として並んでいる
〈新渡戸常憲〉
- 練習曲(エチュード)
技巧で割り切ることのできない詩情を全編に散りばめた、空前の練習曲
〈木村貴紀 〉
- バラード、子守歌、舟歌
発展的な装飾という視点でもバラード、子守歌、舟歌は共通点が多い
〈宗巌〉
- スケルツォ
従来のスケルツォ性格とは程遠い 独自のファクターが散りばめられている
〈真嶋雄大〉
- 即興曲(アムプロムプチュ)
自由な楽想に溢れ、 ショパンらしさが光っている作品群
〈津嶋りえこ〉
- 夜想曲(ノクターン)
自由な曲想と豊かな音楽性に満ち溢れており、 一線を画しているノクターン
〈新渡戸常憲〉
- マズルカ
赤裸々な告白として 聴き手の胸に響くマズルカ
〈木村貴紀〉
- ポロネーズ
副題を持たない作品の多くは、 力強さの中にも悲痛な表情や、 内的な激しい感情を孕んでいる
〈木村貴紀〉
- 円舞曲(ワルツ )
踊るためのものではなく、 ワルツのリズムと形式を持ち合わせたピアノ小品
〈新渡戸常憲〉
- 歴史の中のショパン
ショパンの音楽はどのように生み出されたのか
〈西原 稔〉
- ショパン音楽の特性
- 良く響く「透明な」響き、多声部音楽的な発想による音楽の充実
〈宇野文夫〉
ショパン演奏のレガシー
ミケランジェリ、ツィメルマン、キーシン、ホロヴィッツ、ルイサダ、ポリーニ、コルトー 、アルゲリッチ、リパッティ
〈宇神幸男〉
「ショパン弾き」と呼ばれたピアニストたち
イグナツィ・ヤン・パデレフス、ウラディーミル・ド・パハマン…
ラファウ・ブレハッチ、ユリアンナ・アヴデーエワ
〈野崎正俊〉
●特別企画 アニヴァーサリーな音楽家たち 2023〈2〉
- 歿後400年 ウィリアム・バード(作曲家)(1543?〜1623)
現在の私たちに最も親しまれているルネサンス期の作曲家
〈倉林 靖〉
- 生誕200年 エドゥアルド・ラロ(作曲家)(1823〜1892)
大器晩成型の作曲家として、近代フランス音楽に大きな足跡を残した
〈八木幸三〉
- 生誕150年 マックス・レーガー(作曲家)(1873〜1916)
膨大な作品数だが、本人の希望であった交響曲、オペラは残さずに去ってしまった
〈伊藤美由紀〉
- 歿後70年 セルゲイ・プロコフィエフ(作曲家)(1891〜1953)
急進的な作風だった初期の作品から、新古典主義の影響、社会主義リアリズムへ
〈中村 靖〉
- 歿後50年 オットー・クレンペラー(指揮者)(1885〜1973)
クレンペラーほど大器晩成という言葉がよく当てはまる指揮者はいない
〈浅岡弘和〉
- 歿後50年 イシュトヴァン・ケルテス(指揮者)(1929〜1973)
彼が指揮した多くのオーケストラからの信頼は絶大だった
〈野崎正俊〉
- 歿後70年 レオニード・クロイツァー(ピアニスト )(1884〜1953)
日本のピアノ演奏振興への貢献
〈戸ノ下達也〉
- 歿後70年ジャック・ティボー(ヴァイオリニスト)(1880〜1953)
ヴァイオリンのエピキュリアン
〈佐藤康則〉
- 歿後50年 ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリニスト)(1892〜1973)
ヴァイオリンの求道者
〈佐藤康則〉
●プレビュー
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サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2023
♪6月3日〜6月18日 サントリーホール ブルーローズ
♪サントリーホールチケットセンター(0570─55─0017)
→ チェンバーミュージック・ガーデンをチケットぴあで探す -
第13回 ショパン・フェスティバル2023 in 表参道
〜バラードとスケルツォ〜
♪5月22日〜27日、カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」
♪日本ショパン協会(03─6718─4239)
→ ショパン・フェスティバル2023 in 表参道をチケットぴあで探す -
日本演奏連盟「ピアノの日」200周年記念コンサート
瀧廉太郎から一柳まで 日本人作曲家の系譜をたどる~
♪第1夜=6月9日18時、第2夜=6月16日18時、旧東京音楽学校奏楽堂
♪公益社団法人日本演奏連盟(03─3539─5131) -
珠玉のリサイタル&室内楽
小菅優&ベネディクト・クレックナー デュオ・コンサート
♪6月28日19時、ヤマハホール
♪ヤマハ銀座店インフォメーション (03─3572─3171)
→ 小菅優&ベネディクト・クレックナー デュオ・コンサートをチケットぴあで探す -
第29回京都・国際音楽学生フェスティバル2023
♪5月27、28日、各15時 京都府立府民ホール〝アルティ〟
♪otonowa(075─252─8255)
→ 京都・国際音楽学生フェスティバル2023をチケットぴあで探す -
三島由紀夫原作 近代能楽集より
フランソワ・ファイト作曲 オペラ「卒塔婆小町」
♪7月15日17時、16日15時 京都文化博物館・別館ホール
♪安江(03─3705─4413)
国内プロ・オーケストラ、吹奏楽団、オペラ、合唱5、6月の定期演奏会
《オーケストラ》
■NHK交響楽団 ■オーケストラ・アンサンブル金沢 ■大阪交響楽団 ■大阪フィルハーモニー交響楽団 ■岡山フィルハーモニック管弦楽団 ■神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ■紀尾井ホール室内管弦楽団 ■九州交響楽団 ■京都市交響楽団 ■京都フィルハーモニー室内合奏団 ■群馬交響楽団 ■神戸市室内管弦楽団 ■札幌交響楽団 ■新日本フィルハーモニー交響楽団 ■仙台フィルハーモニー管弦楽団 ■セントラル愛知交響楽団 ■中部フィルハーモニー交響楽団 ■テレマン室内オーケストラ ■東京交響楽団 ■東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ■東京都交響楽団 ■東京フィルハーモニー交響楽団 ■名古屋フィルハーモニー交響楽団 ■日本センチュリー交響楽団 ■日本フィルハーモニー交響楽団 ■パシフィックフィルハーモニア東京 ■兵庫芸術文化センター管弦楽団 ■広島交響楽団 ■富士山静岡交響楽団 ■山形交響楽団 ■読売日本交響楽団
《吹奏楽・室内楽》
■オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
《オペラ・合唱》
■新国立劇場 ■東京二期会
●インタビュー
- 深沢亮子(ピアノ)
- 大野和士(指揮)
→ 6月号に掲載のインタビューちょい見せ記事は5月13日別ページにて公開
●追悼
- 「日本のオペレッタ創造の星、寺崎裕則さんを偲んで」
田代誠さん(声楽家・日本オペレッタ協会代表)に訊く(訊き手=黒田晋也)
●連 載
- 海老澤 敏〈回想のモーツァルト〉〈136〉
『知られざるモーツァルト《モーツァルトとその時代(II) モーツァルトが出会った王侯貴族、文人そして音楽家たち〔文人その他の音楽家篇〕》』(その1) - 丸山桂介〈怒れムーサ〉〈66〉
天空の詩人・シューマン - 上地隆裕〈世界の音楽コンクール〉〈16〉
ロン=ティボー国際音楽コンクール - 工藤一郎〈つながれ心、つながれ力〉〈122〉
~原点を見つめて(2)~ - 倉林 靖〈音楽と絵画 近代日本篇〉〈42〉
小林萬吾「門付」 - 大野一道〈『音を観る』その2〉〈14〉
―弘法大師は観ていた―その三「一」への帰結 - 藤田めぐみの演奏法〈6〉
バッハ インヴェンション 第6番 ホ長調 BWV777 - 内藤 晃〈名曲の向こう側〉〈70〉
ラヴェルの幽霊
●海外レポート
- イギリス通信★加来洋子
ENOで「死の都」初演 - フランス通信★久保 歩
リュカ・ドゥバルグ ピアノリサイタル
クリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリック J・S・バッハ『マタイ受難曲』 - ドイツ通信★中田千穂子
続・ザルツブルク復活祭音楽祭2023 - オーストリア通信★山田亜希子
フォルクスオーパー
神話オペレッタ《最後の陰謀》世界初演 - イタリア通信★川西麻理
3月のスカラ座 - アメリカ通信★上地隆裕
昔日の活力を急速に取り戻すクリーヴランダー・バンド
シカゴ響年次報告書に見るR・ムーティの足跡
M・G=ティーラ待望の波は更に強く
●その他
レポート
- 無人オーケストラコンサート
- ヤマハ音楽院 ヤマハマスタークラス ピアノ特別コース ピアノコンサート
音現新譜評=交響曲、管弦楽・協奏曲 室内楽・器楽曲、鍵盤楽器 声楽・オペラ、バロック 現代音楽・その他
演奏会評=北海道・関東・東京・ 名古屋・関西
→ 6月号に掲載している新譜評、演奏会評の一覧表は5月14日別ページにて公開
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