音楽現代2022年9月号掲載インタビュー
音楽現代2022年9月号に掲載のインタビュー記事をちょい見せします。
続きは本誌にてどうぞ♪
●インタビュー
佐藤 正浩(神戸市混声合唱団音楽監督・指揮者)
神戸市室内管弦楽団・神戸市混声合唱団合同定期演奏会「プーランク讃」にて、プーランク「スターバト・マーテル」&「グローリア」を演奏
写真・訊き手=宮沢昭男
佐藤 「僕にとってプーランクは、一緒に寝たいほどの楽譜です(笑)。…略… ユーモアに溢れたセンスの良さの一語に尽きます。生粋のパリっ子です。パリの洒脱な、けっして重くならないハイセンスな雰囲気です。言葉と音選びに特徴があります。ドビュッシー、フォーレとはまったく違った世界を作りました。加えてとても……」
神戸市室内管弦楽団・神戸市混声合唱団合同定期演奏会「プーランク讃」
♪11月13日15時、神戸文化ホール大ホール
♪指揮:佐藤正浩、ソプラノ:中村恵理
合唱:神戸市混声合唱団
管弦楽:神戸市室内管弦楽団
♪曲目:プーランク/スターバト・マーテル FP148
グローリア FP177
♪神戸文化ホールプレイガイド TEL 078─351─3349→ 佐藤正浩さん出演のコンサートを探す
●プレビュー・インタビュー
花岡千春(ピアニスト)
花岡千春 ピアノ独奏会を開催
訊き手=編集部
花岡 「(今回の演奏会は)校訂に携わったものとして、楽譜の存在を知っていただくために何らかのアクションを起こすのは、必要なことと心得ての選曲であります。しかし、それ以前に、音楽的な価値をお伝えできたら、といういささか『身の程知らず』の気持ちがあるのは、勿論のことです。……」
♪曲目=ラモー/優しい嘆き、ソローニュのひな鳥、
フォーレ/前奏曲集作品103、本居長世/かぞへうた変奏曲、
坂本良隆/ソナチネ、山田耕筰/からたちの花、
尾高尚忠/ソナチネ
♪9/17・14時、東京文化会館小ホール
♪新演コンサート(03―6384―2498)→ 花岡千春さん出演のコンサートを探す
福井真菜(ピアニスト)
室内楽シリーズ YGGDRASILL(ユグドラシル)Vol.III ヴァイオリン・チェロ・ピアノトリオコンサートを開催
訊き手=編集部
福井 「クラシックのレパートリーは本当に膨大なのですが、その中には頻繁に演奏される曲もあれば、知られざる名曲が沢山ある。いわゆる「クラシック」の概念がひっくり返るような曲もあります。そういう曲を紹介することで、反対に今までクラシックを聴いたことのない、でも本当に音楽を愛する方々にもクラシックの魅力を知っていただけるのではないか…」
(写真は左上から、福井真菜、高木和弘、原田綾子、江口心一)
♪共演=高木和弘(vn)、江口心一(vc)(9月)、原田綾子(fl)(10月)
♪曲目=ラフマニノフ/悲しみの三重奏曲ト短調、フォーレ/ピアノ三重奏曲ニ短調、ラヴェル/ピアノ三重奏曲イ短調(以上9月)
ミヨー/組曲作品157b、ストラヴィンスキー/「兵士の物語」、エネスク/ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調、バルトーク/コントラスツ(以上10月)
♪9/10、10/8、両日共16時、茅野市民館コンサートホール
♪(一社)オブジェ・アー (0551─45─9474)
梶野絵奈(ヴァイオリニスト)
『日本のヴァイオリン史〜楽器の誕生から明治維新まで』出版記念コンサート/梶野絵奈プロデュース 「Festa! 大演奏会」を開催
訊き手=編集部
梶野 「鎖国時代にヴァイオリンが演奏されたはずはないだろうと、大抵の人は考えると思うのですが、実は演奏された記録があるのです。この話は日本に留まらず、他のアジアの国のクラシック音楽の歴史の話に発展します。…」
♪出演=アルフレド・パール(指揮・P)、音枕室内オーケストラ、野口千代光(vn)、蔵野蘭子(S)、藤井奈生子(Ms)武田美和子、松山優香(P)他
♪曲目=ストリナサッキ/ヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーン/「夏の名残のばら」による幻想曲、ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」、ほか
♪9/17、第1部:13時、第2部:14時20分、第3部:16時、ハクジュホール
♪ビーフラット (03─6908─8977)→ 梶野絵奈さん出演のコンサートを探す
中村ゆかり(ヴァイオリニスト)
ヴァイオリン リサイタル ~終わりのない祈りによせて~を開催
訊き手=編集部
中村 「宗教や言葉は違っても、祈る気持ちは世界共通なので、「~終わりのない祈りによせて~」と言うタイトルをつけて、皆様の心に少しでも希望の光をお届けしたいと思いました。…略…ベートーヴェンのソナタ第7番は絶望感漂う音楽ではなく、苦しみに打ち勝とうとする生命力がみなぎり、希望の光さえ感じられます。…」
♪共演:藤井一興(ピアノ)
♪曲目:サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ作品28、フォーレ/ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13、J・S・バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004よりシャコンヌ、ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30─2
♪9/12・19時、東京文化会館小ホール
♪ミリオンコンサート協会 (03―3501―5638)→ 中村ゆかりさん出演のコンサートを探す
土屋律子(ピアニスト)
「松下 功 Memorial Concert 2022」を企画
「松下が元気だったら、きっと大きなコンサートをしたに違いないと…」
訊き手=横谷貴一
土屋 「第1部は若い頃の作品で、1曲目の『Fantasy』は浪人時代の19歳の作品です。…略…第2部は、邦楽・邦楽器との作品です。『海の空間』は大型クルーズ船の中で作曲・初演した、楽しい思い出の作品で、(第2部で演奏する)3作品全て、海との繋がりがありました。…」
♪出演=指揮:高関健、アンサンブル東風、カルテット・オリーブ、fl独奏:山田恵美子、vn:澤和樹、長原幸太、澤亜樹、福崎雄也、va:阿部哲、vc:黒川正三、山澤慧、cb:西山真二、ob:宮村和宏、cl:四戸世紀、fg:依田晃宣、岡崎耕治、hrn:笠松長久、vib:菅原淳、hp:堀米綾、箏:福永千恵子、尺八:神令、P:土屋律子
♪曲目=第1部:「Fantasy」ファゴットとピアノのための、「ソナタ」オーボエとピアノのための、「時の糸Ⅰ」弦楽四重奏。第2部:「海の空間」ヴァイオリン、箏とピアノのための、「藤戸」弦楽四重奏、「海へ、そして夢に」10人の奏者と尺八のための。第3部:交響曲「陀羅尼」室内オーケストラ版、フルート協奏曲「JODO(浄土)」一管編成版初演
♪9/16・18時30分、紀尾井ホール
♪ミリオンコンサート協会 (03―3501―5638)→ 土屋律子さん出演のコンサートを探す
●会見レポート&入賞者インタビュー
第8回仙台国際音楽コンクール〈ピアノ部門〉 野平一郎審査委員長&第1位:ルゥォ・ジャチン
取材・文=工藤一郎
野平「(第1位=ルゥォ・ジャチンの演奏について)…ファイナルのプロコフィエフ/協奏曲第2番ト短調は、技と力と感性が高度に均衡していて見事なものだった。…」
ルゥォ・ジャチン(22歳/中国)「私も先生(ダン・タイ・ソン)も、1位は予想外で今後のことは帰ってから相談することになっています。先生からはヴォイシング(声部の縦の重なりと横の流れ)、ペダリング、フレージングなどの重要さを教わりました。それらによって音楽を仕上げていくのですが、目指すのはいつも…」
第39回ソレイユ声楽コンクール2022年 第1位:程 音聡(バリトン歌手)
「オペラのレパートリーを広げ、リートを習得したい。」
訊き手=宮沢昭男
程 「私は大学の先生をしながら、プロのオペラ歌手を目指しています。…略…中国は2015年まで『1人っ子政策』でした。私が経済的に自立しなければ、両親への親孝行ができません。…」
続きは音楽現代2022年9月号(8月12日発売)にてお楽しみください!
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