PR

音楽現代2020年11月号インタビュー記事(ちょい見せ)その1

長年に亘る作曲活動を語る
松平頼曉(作曲家)
「私が否定するもの」
訊き手=大矢素子(音楽学/オンドマルトノ奏者)

80歳を超える今なお、孤高の現代音楽作曲家として旺盛な作曲活動を続ける松平頼曉。今年7月、声楽曲ばかりを集めたアルバム『松平頼曉 声楽作品集』を発売したばかりである。

─中略─

松平 「私は1958年に作曲家としてデビューしましたが、1972年まで、歌の曲は書いていません。いや、書けなかった。つまり、私のボキャブラリーのなかには、言葉のリズム、タタタタという、等間隔のリズムがなかったのです。作曲家として、これだけ長い間歌曲に取り組まないというのは異常ですよね(笑)。」…(写真:©️石塚潤一)

(続きは「音楽現代」2020年11月号でどうぞ。)

[訂正とお詫び]85ページ上段【注:宇佐美栄治氏のこと】
正しくは、【注:宇佐美英治氏のこと】となります。訂正してお詫び申し上げます。

■CD情報■ 訂正とお詫
本誌85ページのCD情報中「ローテーションII」の表記に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。

 

松平頼曉 声楽作品集
アーロンのための悲歌(74)
歌う木の下で(2012・19)
ローテーション II(11)
時の声(13)
サブスティチューション(72)
反射係数(79・80)ソプラノ:太田真紀、コントラバス」溝入敬三
サクソフォーン:白井奈緒美
エレクトリック・ギター:山田岳
ピアノ:中村和枝、ヴィオラ:甲斐史子
[19]ALM―ALCD125 2,800円+税

タワーレコードで「松平頼曉_声楽作品集」を探す

HMVで「松平頼曉 声楽作品集」を探す
icon

■コンサート情報■ 訂正とお詫び、並びに変更情報
本誌83ページのコンサート情報の問い合わせ先が落ちておりました。訂正してお詫び申し上げます。正しい問い合わせ先は下記にてご確認ください。

平山美智子 東洋と西洋の架け橋
12月1日(火)19時、近江楽堂
《歌う木の下で》再演

低音デュオ 第12回演奏会(会場変更となりました。)
12月23日(水)19時、トーキョーコンサーツ・ラボ
《ローテーション III 》初演

松平頼曉 90歳を前に~室内楽作品を中心に~
2021年2月27日(土)19時、
東京オペラシティリサイタルホール
《Trigonometory》の初演を含む7曲ほどを演奏

♪TRANSIENT TEL 080―5496―6854

 

ベートーヴェン・ピアノ三重奏曲全曲演奏会を手掛ける
野平一郎(作曲家・ピアニスト)
「ベートーヴェン作品番号の第1番はピアノ三重奏曲」
訊き手=宮沢昭男

─10年計画の「野平プロジェクト」の2年目。今回のねらいを教えてください。
野平 「ベートーヴェン生誕200年の時は高校生でした。あれから50年。これまでやってきたことを一つひとつ振り返りたい。
ベートーヴェン作品番号の1番は、ピアノ三重奏曲です。それ以前のピアノ三重奏曲とはワンステップ上という自覚が本人にもあったでしょう。その意味で、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を切り口に、その生涯を通して縦断する形で捉えたい。それが今回結実します。」…(写真 ©️YOKO SHIMAZAKI)
(この続きは音楽現代2020年11月号でどうぞ)

■公演情報  ベートーヴェン 生誕250年記念
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 全曲演奏会
〈出演〉ピアノ:野平一郎
ヴァイオリン:漆原啓子 チェロ:向山佳絵子

〈第1夜〉11月9日(月)18時30分、王子ホール

  • ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調「街の歌」Op.11
  • ディッタースドルフの主題による14の変奏曲 変ホ長調Op.44
  • ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調「幽霊」Op.70, No.1
  • ピアノ三重奏曲 変ロ長調 WoO39
  • ピアノ三重奏曲 第2番 ト長調 Op.1, No.2、第6番 変ホ長調 Op.70, No.2

〈第2夜〉11月26日(木)18時30分、王子ホール

  • ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.1, No.1
  • ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op.1, No.3
  • ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO38
  • 「仕立て屋カカドゥ」の主題による変奏曲 ト長調 Op.121a
  • ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調「大公」Op.97
    ♪問合せ=ミリオンコンサート協会 03―3501―5638

チケットぴあで「野平一郎」氏の出演するコンサートを探す
icon

 

ベートーヴェン/変奏曲集でリサイタルを開催
有馬みどり(ピアニスト)
「ベートーヴェンにとって変奏曲は生涯にわたって作曲した重要なジャンルの一つです。」
訊き手=編集部

有馬 ベートーヴェンにとって、変奏曲もまたピアノ・ソナタ同様、生涯に渡って書き続けた、重要なジャンルの一つでした。(中略)非常にシンプルな主題が原型となり、その主題が持つ可能性をとことん探求し、汲み尽くしていく。ソナタに比しても、より自由で実験的な感じがします。今回のプログラムのディアベリ変奏曲は、ピアノ・ソナタ最後の32番を作曲した翌年に、書き上げられていますが、後期ピアノ・ソナタの「神の気配」を感じるような世界とは少し異なります。生身の人間、まさに人間の芸術としての音楽で、魅力と謎に満ちています。
(続きは音楽現代2020年11月号でどうぞ。)

■公演情報
Happy 250th Birthday, Dear Beethoven.
有馬みどり ピアノ リサイタル
♪10月22日(木)19時
兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院 小ホール
♪曲目
ベートーヴェン/
・7つのバガテル 作品33
・6つのバガテル 作品126
・ディアベッリのワルツの主題による
・33の変奏曲 ハ長調 作品120
♪JSOコンサート企画係 TEL 0120―961―891
https://www.jso-music.com/

 

第10回浜松国際ピアノコンクール第4位入賞
今田 篤(ピアニスト)
「コンクール会場の響の良さと練習環境が良い浜松国際ピアノコンクール」
訊き手=編集部

今田「12月の演奏会ではベートーヴェンの第9交響曲の2台ピアノ版を演奏します。以前恩師である伊藤恵先生が青柳晋先生と共演した同曲を聴き、曲の持つ美しさと2台ピアノならではの力強さに感動し、それ以来いつか演奏してみたいと思っていました。このような機会で演奏することができとてもうれしく思います。」(写真 ©️Vita Pictures)

■公演情報
浜松国際ピアノコンクール出場者たちのピアノ・フェスティバル
12月27日(日)14時、アクトシティ浜松 中ホール
♪出演者[曲目]
太田糸音×田母神夕南[ラヴェル/スペイン狂詩曲、
ラ・ヴァルス、チャイコフスキー/組曲「くるみ割り人形」]
安並貴史×佐川和冴[モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ
ニ長調K.448、ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲、
ドホナーニ/童謡(きらきら星)の主題による変奏曲Op.25]
今田篤×兼重稔宏[ベートーヴェン=リスト編/
2台のピアノのための交響曲第9番ニ短調 Op.125]
♪浜松市文化振興財団 TEL 053―451―1114
https://www.hcf.or.jp/life/

→ チケットぴあで浜松国際コンクールに関するチケットを探す
icon
いま注目したいオーケストラ奏者
柳原佑介(東京都交響楽団首席フルート奏者)
「今この楽器に育てられているように感じます。」
訊き手・写真=宮沢昭男

──柳原さんの理想の音楽をお話しください。

柳原 「力みのない自然な音を出すよう心掛けています。そのときフルートの音色が最もよく出ていると思うのです。僕は、各楽器の音色がバランスよく聴こえる演奏が好みです。  昨夜テレビで昔のモノクロ映像が流れていました。カラヤンのベルリン・フィル、バーンスタインのウィーン・フィル…」(写真 ©️宮沢昭男)
(続きは音楽現代2020年11月号でどうぞ。)

→ チケットぴあで東京都交響楽団のコンサートを探す
icon

タイトルとURLをコピーしました