音楽現代2023年3月号掲載会見語録・インタビュー
音楽現代2023年3月号に掲載のインタビュー記事をちょい見せします。
続きは本誌にてどうぞ♪
インタビュー
●戸田弥生(ヴァイオリン)+安川智子(音楽学)+永田郁代(ピアノ、日本イザイ協会会長)
「イザイの絆■クライスラー、ラフマニノフ、エネスクとともに」を開催
「ヴァイオリンがもつ西洋性と民俗性、 イザイがもつ西欧と東欧の 入り混じった感性の魅力が浮き彫りに…。」
訊き手=編集部
ヴァイオリニストで作曲家のウジェーヌ・イザイの芸術を顕彰する日本イザイ協会の「絆シリーズ」の第3回は〈クライスラー、ラフマニノフ、エネスク〉を取り上げる。企画の立案者・永田郁代さん、音楽学者でプログラム解説者・安川智子さん、ヴァイオリニスト・戸田弥生さんの3人に、企画の意図、イザイとその音楽、今回のコンサートについてうかがった。
──戸田さんにとって、イザイはどんな魅力があり、どのような存在なのかをお話しください。
戸田 大ヴァイオリニストとして、大芸術家として、非常に人間的なイザイを私は心から尊敬しますし、惹かれます。ヴァイオリン演奏におけるテクニック、豊かな表情、音色、全てにおいて魅力に溢れています。またそれ以上に、大事なメッセージがひとつひとつの音に存在します。
イザイの絆■クライスラー、ラフマニノフ、エネスクとともに
♪出演 ヴァイオリン:戸田弥生 ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ
♪曲目=イザイ/ポエム・エレジアク、無伴奏ソナタ第3番、第4番、クライスラー/レチタティーボとスケルツォ、クライスラー=ラフマニノフ編/愛の喜び、愛の悲しみ、ラフマニノフ/前奏曲集より、エネスク/ヴァイオリン・ソナタ第3番
♪日時・会場
・5月12日(金)19時 武蔵野市民文化会館 小ホール
武蔵野文化生涯学習事業団 TEL 0422―54―2011
・5月13日(土)19時15分 サントリーホール ブルーローズ
サントリーホールチケットセンター TEL 0570―55―0017
・5月15日(月)19時 アクロス福岡シンフォニーホールア
アクロス福岡チケットセンター TEL 092―725―9112
プレビュー・インタビュー
●福間 洸太朗(ピアノ)
ピアノ・リサイタルを開催
昼に自身編曲含む夜の音楽
訊き手・写真=池上輝彦
福間 モーツァルトが生きた18世紀の欧州には電気がなく、夜は危険で外出も命がけだったでしょう。(アイネ・クライネ・ナハトムジークは)人々の夜への恐怖心や孤独感を忘れさせてくれる娯楽の音楽として、この曲が生まれたと思います。全4楽章を編曲し弾きます。
♪曲目:バッハ=ジロティ編/G線上のアリア、モーツァルト=福間洸太朗編/アイネ・クライネ・ナハトムジーク、クララ・シューマン/ノットゥルノ、シューマン/夜に、夢のもつれ、トロイメライ、グリュンフェルト/ウィーンの夜会、ショパン/ノクターン第2番作品9─2、同13番作品48─1、フォーレ/ノクターン第5番作品37、ドビュッシー/月の光、ラヴェル/オンディーヌ、サン=サーンス=リスト編/死の舞踏(演奏予定順)
♪3/4・13時30分、東京オペラ シティ コンサートホール
♪ジャパン・アーツぴあ (TEL 0570─00─1212)
●鬼頭久美子(ピアノ)×ルドヴィート・カンタ(チェロ)デュオ リサイタル
真嶋雄大プロデュース・シリーズVol.2
東欧の民俗風趣を訪ねて
訊き手=編集部
鬼頭 (共演する)ルドヴィート・カンタさんはまずチェロの音が大変素敵です。自由に雄弁に歌うチェロで包容力が豊かなので、私も気持ちを楽にして自由になれるのです。本番では自分の全てをオープンに聴衆のみなさんと一体となり共に過ごせることを大変楽しみにしております。
♪共演=チェロ:ルドヴィート・カンタ、解説:真嶋雄大 ♪曲目=ショパン/序奏と華麗なるポロネーズ、ドビュッシー/前奏曲集第2巻より、チェロ・ソナタ、ドヴォルザーク/ロマンス作品11、パーレニーチェク/17世紀の合唱曲を主題としたチェロとピアノのための変奏曲、他
♪3/6・19時、ヤマハ銀座コンサートサロン
♪(株)ヤマハミュージックリテイ リング銀座店5Fピアノフロア(TEL 03―3572―3132)
●垣岡敦子(ソプラノ)
AMORE~愛の歌 Vol.8 プッチーニ「蝶々夫人」ハイライト版で蝶々夫人役
訊き手=編集部
垣岡 「オペラとは、人間のだれもが持つ3つの感情、〝愛・憎・欲〟をベースに書かれた物語と作曲家によって作り出された素晴らしい音楽を、私達歌い手がその譜面に忠実に人間の声で表現するもの。その感情の中で最も私が大切にしている〝愛〟を取り上げ、〝愛〟に携わった歌曲やアリアを歌ってまいりました。第6回目からは …」
♪出演=蝶々夫人:垣岡敦子、ピンカートン:宮里直樹、スズキ:但馬由香、音楽監督・ピアノ:村上尊志
♪4/2・15時、王子ホール
♪新演コンサート (TEL03―6384―2498)
●何 如錦(か・じょきん)(メゾ・ソプラノ)
〈日中音楽交流の夕べ〉メゾ・ソプラノ・リサイタル
訊き手=宮沢昭男
何 「いま私自身、ロッシーニの人生に情熱を感じ、憧れすら抱いています。〝ロッシーニ・メゾ・ソプラノ〟といわれるように、彼のアリアには独特の味わいがあります。ロジーナは不安を感じながらも…」
♪共演=山口佳代(P)、 賛助出演=王憲林(T)、平郁夫(P) ♪曲目=ロッシーニ/オペラ「セビリアの理髪師」より〝今の歌声は〟、モーツァルト/オペラ「皇帝ティートの慈悲」より〝私は行くが、君は平和に〟、ブラームス/メロディのように、プーランク/愛の小径、山田耕筰/この道、中国歌曲/一杯美酒、塔里木、在水一方、他
♪2/28・19時、王子ホール
♪ソレイユ音楽事務所 (TEL 03―3863―5552)
●平松拓馬(ピアノ・医師)
ピアノ・リサイタルを開催
平松 「ボリュームのあるプログラムですが、1音1音心を込めて弾きたいと思います。仕事が大変なときもピアノを弾くこと、音楽を聴くことでこれまで何度も助けられてきました。少しずつでも…」
♪曲目=モーツァルト/ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K330、スクリャービン/ピアノ・ソナタ第10番Op70、フランク/プレリュード、コラールとフーガM21ロ短調、メトネル/ピアノ・ソナタ第7番ホ短調Op25―2「夜の風」
♪3/21・14時、東京オペラシティリサイタルホール
♪ソレイユ音楽事務所(TEL 03―3863―5552)
+・+・+
「音楽現代」を購入したい方は、最寄りの書店、楽器店などでご注文いただくか、発売日以降、ネットショップの下記リンク先からご購入ください。定価は880円です。(リンク先で音楽現代が表示されない場合がございます。その場合は、ショップの検索BOXにて「音楽現代」または「491002169」で検索をかけてください。)